お医者さんと結婚するためのノウハウや必要なことをいろいろとご紹介してきましたが、実際に結婚すると良かったと感じることもあれば、想像しなかった苦労を感じることもあります。多忙なお医者さんと結婚することについて、もう一度考えてみましょう。
一番のメリットは、医療相談ができることでしょう。専門外の病気であっても、信頼できる先生を紹介してもらえますので、健康面での不安が解消されます。他にも、「収入が良い」ことや、「世間的な評価が高い」など、良い面はたくさんあります。そのため、「医師限定の婚活パーティー」があるほど、医師は結婚相手としては人気の職業です。
ただ、そう言った良い面ばかりに目がいってしまいがちですが、医師ならではのデメリットもあります。医師との結婚を考えるならば、ぜひデメリットを知って、よく考えてみましょう。
医師は基本的にとても忙しい職種となります。「当直」「待機」「学会」など、ほとんど家に帰ることができず、不規則な勤務が続きます。また、「外科」や「産婦人科」「整形外科」「内科」など、科によっても、その忙しさは違ってきます。緊急の呼び出しも頻繁で、デート中であろうと、旅行中であろうと、病院へ駆けつけなければいけません。震災などの大きな災害などが発生した場合も、出動要請があり、危険と隣り合わせで仕事をしないといけない場合もあります。
まさに医師の多忙さによる擦れ違いでしょう。結婚前ならば、デート中に病院から呼び出され、自分ひとり置いて行かれることや、なかなか連絡がとれないこと、あまり会う時間が取れないことなどでしょう。結婚してからは、「夜勤」や「待機」など仕事の忙しさから、なかなか夫が家に帰ってきません。
たまの休日も、病院から呼び出され、仕事へ行ってしまうことも少なくありません。医師である夫と一緒にいたいと思う人は、この「寂しさ」を我慢しなければいけませんね。医師の仕事を理解しない妻の場合は、「もしかしたら浮気しているんじゃないか?」と不安になる人もいるようです。そして、妻の理解が一番必要になるのが、家事や子育てに夫が参加できないということです。最近は、家事や子育てを分担する夫婦が増えていますが、医師に関しては期待できません。家庭のことは、自分が一人でなんでもやるという気持ちが必要です。
また、転勤の多い職種の場合は、どこへ行っても楽しく生きていけるタフな精神が必要となります。他には、収入が多いと思われがちな医師ですが、若い間は収入も少なく、奨学金の返済がある人もいます。これらのことから、医師の妻となるには、精神的にタフであり、心身共に夫を支える気持ちが必要となります。これが「苦労」と感じるようでは、医師との結婚は考えなおしたほうが良いと言えるでしょう。